新庄日本ハムが2点リードの九回、大逆転負け。守護神・北山が山崎に3ランを浴び、連夜のサヨナラ負けとなった。

 九回は、この日23歳の誕生日を迎えた清宮の適時打で一時勝ち越し。だが、その裏に悪夢。連打で無死二、三塁とされると、山崎に右翼席へ運ばれた。打球が最前列に届くと、ベンチ前に出た新庄監督はぼう然。しばらく立ち尽くしたまま、苦笑いを浮かべるしかなかった。

 試合後、新庄監督は怒りの色を隠せなかった。「最後のダブルスチール。あんなミスしてたら一生、上に上がっていけない。ダブルスチール。スタート。スタート遅すぎる」と厳しい言葉を吐いた。

 指摘したのは九回、勝ち越し打を放った清宮の走塁。清宮が三塁に進んだ後、1死一、三塁でダブルスチールを敢行。だが、二塁送球の間に三走・清宮のスタートが遅れて本塁憤死。7点目を奪えなかった。

 微妙なタイミングで清宮はリクエストを求めたが、新庄監督は首を振ってリクエストせず。「あのミスで。アウトでしょ」と語った。

 これまでも前向きに語ってきた新庄監督。最後は「まあ、でも終わってしまったことは仕方ない。とったらとられて繰り返しての成長。あとは打球判断のミスが多すぎる。打ったら打った、終わり。次は走塁。これをしていかないと」と、反省点を挙げ、次戦へ気持ちを向けた。
https://news.yahoo.co.jp/articles/13dfc1777fad0db85758c32c6c7e1edeb95e9e40