政府の経済財政運営の指針「骨太の方針」に全ての国民に毎年の歯科検診を義務付ける「国民皆歯科検診」の導入の検討が盛り込まれることが分かりました。

政府は「骨太の方針」について、来月上旬の取りまとめを目指しています。政府関係者によると、この「骨太の方針」に「国民皆歯科検診」の導入に向けた検討を行う方針が盛り込まれるということです。

検診は、歯周病を発見するための簡易検査などの導入が想定されていて、歯の健康を維持して他の病気の誘発を防止し、医療費抑制につなげることを目的としているということです。

歯周病の悪化は、糖尿病をはじめとした他の病気につながる可能性が指摘されていて、厚労省などは80歳で自分の歯を20本以上残す「8020運動」を進めています。