６点差大逆転負けも新庄ビッグボス「雰囲気を乗り越えさせよう」堀続投を決断　すべては成長のため
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　まさかの６点差大逆転負けにも、新庄ビッグボスの表情は充実感に満ちていた。試合後「ふう〜」と一息つくと「ウチの実力不足なんだけど、まあ〜、来てくれたファンのみんなは面白いゲームだったんじゃないかな。それは本当に良かった。１０年間育てられた球場で、良い試合はできたと思います」と語った。

　八回に堀が３失点。ここにもあえてスイッチを自重したという。「あそこで代えようかなと思ったけど、この雰囲気を乗り越えさせようと思って。同点でもいいし逆転されてもいいと思って。でも声出していいのかな（笑）それだけ熱いゲームだったんでしょうね。放送もなかったし」とビッグボス。「選手たちは幸せでしょう。このスタンドの中で、財産だと思いますよ」と語り、自らも「懐かしいなと。この大歓声の中でずっとやってたんだなって。じーんとくるものがありました」と感動したことを明かした。

　その上で「きょうやられたんで、明日は逆にね。スタンドのみんなを楽しませて、１勝１敗で３つ目、面白いゲームをやりたいんだけど…心臓に悪い！」とリベンジを宣言したビッグボス。「うちもタイガースもいい試合をしてきて、明日の試合は大事だし、面白いだろうし。ランナーたまってあの声援は集中力、増すっすよ。あの声援がなかったら当たらないボールが、当たるんですよ。球場に不思議なパワーがある」と甲子園の雰囲気を力説し、選手たちの成長を願った。