今年の3歳ハイレベルやったんやな


抜けた馬がいないといわれた3歳世代に囁かれてきたのが、世代レベルへの疑問だ。牡馬牝馬ともに春の二冠を1番人気馬が制した訳ではなく、今後の結果次第で秋の勢力図が一変しても不思議ではなさそうな雰囲気もある。

 しかし、まだ1週の開催を終えただけに過ぎないとはいえ、先週末の土日で見せた快進撃は大きな話題となった。

 3歳上条件のレースで驚異の好成績を収めて他世代を圧倒したのだ。16.3%の勝率は、6.0%前後に終わった4歳5歳を凌駕。全27レース中14勝と半数を超えた。これは昨年の同時期にエフフォーリア世代が残した9勝(勝率12.5%)も軽く上回る数字である。

 古馬相手に重賞勝ちを量産した昨年の3歳世代以上でもあり、今年の3歳世代のハイレベルが浮き彫りとなる結果だった。つまり、全体的な平均値が非常に高いという評価が必要になる訳だ。中でも最も堅いと考えられていたドゥラドーレスが、3着に敗れる波乱はあったが……。