科挙 wikipedia

――日本でも、平安時代に科挙が導入され庶民から進士に合格し下級官人となり、
最終的に貴族にまでなった人物として勇山文継が知られているが、
日本独自の「蔭位の制」と呼ばれる例外規定が設けられ、
高位の貴族の子弟には自動的に官位が与えられたため(世襲)、
受験者の大半は下級貴族で、合格者が中級貴族に進める程度であった。

このため、大貴族と呼ばれる上級貴族層には浸透せず、当時の貴族政治を突き崩すまでには至らなかった。

その後、律令制の崩壊とともに廃れ、院政期から官職の世襲制化が進み、基本的に江戸時代まで続く。

科挙が日本の歴史に及ぼした影響は少なかった。

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%A7%91%E6%8C%99#%E6%97%A5%E6%9C%AC