同園には5月31日からの5日間、トライやる・ウィークで近くの八千代中から2年生8人が訪れ、生物調査や園内整備の補助に携わった。中学生は園内のビオトープで、外来種のウシガエルが他の生物を食い荒らしていることを職員から聞き、捕獲に挑戦。食用と知って「捕まえて食べてやる」と意気込み、捕まえたのがモリアオガエルだったという。

 ウシガエルと思い込み、意気揚々と帰ってきた中学生に驚いたのは園の職員。「それ、珍しいやつ!」と生徒に説明。モリアオガエルは体長10センチほどのオスで、産卵に来ていたメスに近づこうとしていたとみられる。藤浦事務局長は「産卵は夜なので、生体が見られることは少ない」と目を丸くし、数日間飼育した後、ビオトープに放流した。

 ちなみに職業体験の中学生はその後、無事にウシガエルを捕らえて食べたという。(伊田雄馬)

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