本年度から、男性・男児の性暴力被害に特化した実態調査に初めて乗り出し調査が始まり既に複数名の聞き取りにより被害が明らかになっている。
中には心に傷を負い医療機関の補助が必要になったケースが存在することが調査で判明した。
この事例の一つとして女性恐怖症による精神障害(恐怖症性障害)を患い近くのクリニックに通院している東京都板橋区に済む男性(21)に被害を伺った。

男性「事件は自分が男子中学一年生の時でした。当時自分は親の方針で中学校が終わったら塾に通っていました。
中学が終わったら塾に向かい、21時まで勉強し終わったら電車で家に帰るという日常を過ごしていたんです。
ある日自分が塾を終えて駅に向かおうと回り道をしながら帰路についた時に狭い道があったのですがそこに女子高生8~9人の集団が屯って道を塞いでいました。
そこの道は以前通ったときは誰もいなかったので今回もそこから帰れると思って向かってしまったのが過ちだったんです。
自分が女子高生を避けて通ろうとしたら内一人の女子高生がわざとぶつかるように身体を寄せてきて『うわーこの子ぶつかってきた!』と言い出しました。
『マジー?』『ひどーい!』と他の女子高生が嘲るように笑いながら同調した声をあげて自分を批難するような言い方をしながら自分を取り囲んできました。
そこにいた女子高生は当時の自分よりみな背丈が高かったので威圧と恐怖を感じ『ごめんなさい』と慌てたように謝りました。

↓続く