部活動の引率中、生徒に車の運転操作を強要したなどとして、神奈川県教育委員会は9日、
相模原市内の県立高校の男性教諭(41)を懲戒免職とした。

発表によると、教諭は2021年10月、生徒3人を自家用車に乗せて試合会場から宿泊先へ向かう際、
助手席にいた当時高校2年の男子生徒に1分間ほどハンドルを握らせて操作を強要した。
生徒は「怖かった」と話し、教諭は「驚かせたかった」と説明しているという。
県教委は「生徒の命を危険にさらし、許しがたい行為」として謝罪した。

このほか、教諭は大会前日に、学校に無断で会場近くのホテルに生徒と同部屋で宿泊し、生徒の脚をマッサージした。

16~21年度には281回にわたり、大会の旅費など計約41万円を不正に受給していたという。