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2015年 Number876号 イチロー主義インタビュー

ー大谷選手の印象はいかがですか。

イチロー:バッターをやればいいのにと思いました。すごいピッチャーはいくらでも出てきます。でも、あんなバッターはなかなか出てこない。
実際にグラウンドで対戦したわけでもない距離感の中での話ですけど、彼ほどのバッターはなかなかいないと思います。まずは、あの体格というアドバンテージがあって、その上に技術がある。ああやってバットの面にボールを乗せていくバッティングができる選手は限られています。
僕はたくさんのバッターを見てきましたけど、大半の選手はバットにボールを当てる時間が短いんです。でも、大谷は違いますね。バットの面にピッターとボールがくっついてくる。

ーそれは何ができていると可能になるんですか。

イチロー:わかりやすく言えば、インサイドアウトのスイングができているということです。

ーヘッドが遅れてでてくるということですね。

イチロー:しかも大谷の場合は、手も出てこない。グリップが最後まで残っていて、しかもスイングの軌道がインサイドアウト...
おそらくこれができている選手というのは、小学生のときからできているんだと思います。プロになってからできるものじゃない。



イチローは「ピッチャーとして20勝する年があって、その翌年に50本打ってMVP獲ったらバケモンですよね。でもそれが想像できなくないですからね」と期待を寄せた。

https://full-count.jp/2019/03/22/post325074/