>>595
長いシーズンの中ではチーム事情で先発に戻ることもあり得るが、以前のような壁は感じていない。本田は一軍昇格する直前、イースタン・リーグ(3月29日ヤクルト戦)で延長11回、154球完投を記録している。試合は本田がヒットを打たれ、ライオンズがサヨナラ負けを喫したが、本田は5安打2失点で延長11回を投げ切った。当時、故障者が多いチーム事情からの球数と完投だと思われていたが、実際は違う。
「それまでは長いイニングを投げるのが得意じゃないという感覚があったんですが、あの試合は、後半もボールのスピードが落ちなかったし、ずっと良い感じで投げることができました。ピッチャーがいないから無理に投げたのではなくて、結果的に完投になった。自分にとっては新たな発見というか、すごく自信に繋がる試合になりました」

そう、明るい表情で語った。