イヤーワーム(独: Ohrwurm、英: earworm)とは、歌または音楽の一部分が心の中で強迫的に反復される現象である。「音楽が頭にこびりついて離れない」と表現されることもある。「ディラン効果」と大まかな意味は一緒である。

概要
編集

イヤーワームという語はドイツ語の'Ohrwurm'からの翻訳借用であり[1]、シンシナティ大学のマーケティング研究者ジェイムズ・ケラリスとダニエル・レビティンによって世に広められた。ケラリスの研究は、人々はそれぞれイヤーワームに対して異なる感受性を持つが、ほぼ全員が場面の違いこそあれさいなまれることを示した[2]。ケラリスの調査によれば、98%の人はイヤーワームを経験する。性差では、男女とも同等の頻度でこの現象を経験するが、女性の方がより長い時間イヤーワームが継続し、男性よりも不快感が大きくなる傾向がある[3]。