日本ハムの新庄剛志監督(50)が、ドラフト2位ルーキーの有薗直輝内野手(19)を近く1軍でテストすると明かした。「有薗君を見たいなと思います。結構近いうちに見ようかなと思っています」と語った。高校通算70本塁打。長期的な視野で育てられている右の“ロマン砲"を、早ければ21日にも1軍に初昇格させる。

 2軍のイースタン・リーグではこれまで31試合に出場して打率2割7分4厘、2本塁打と高卒新人としてはまずまずの結果を残している。ビッグボスは打撃を映像でチェックしており「有薗君は思い切りがいい。ボールの見極めもいい。ベース寄りじゃなく、ピッチャー寄りで見極められている」と非凡さを認めている。

 打球方向にも着目している。「意外と左中間にいい打球を打っている。近藤君なんかは左中間、右中間の両方に打てるから」。リーグ屈指の巧打者・近藤との共通点があると高く評価した。

 20日には有薗と同じ右の長距離砲・今川と、同じ内野手の中島が出場選手登録を抹消された。空いた枠に有薗が抜てきされる可能性は十分。ビッグボスの下で、19歳の大砲がベールを脱ぐ。
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