一方、ファンの興味は「夢の対決」だ。今回は58キロ契約で戦った那須川がボクシングで世界を狙うなら、スーパーバンタム級(55・34キロ以下)、バンタム級(53・52キロ以下)が現実的。そうなると、世界バンタム級3団体統一王者・井上尚弥(大橋)との対戦に期待が膨らむ。しかし、八重樫氏は「夢を壊すようで申し訳ないですが…」と前置きした上で、慎重な見解を示した。

「尚弥と交わることはないと思いますね。例えば天心選手が世界を取り、米国でも勝負できるくらいになれば話は別ですが、まだその段階ではない。尚弥からしたら、今はまだ相手にもしていないと思う。もちろん周囲の期待は分かりますが、選手目線で言うなら、過度にあおるのはかわいそう。まず足元を見て一歩ずつ進んでほしいですね」

 まずは地道に経験と実績を積む必要がありそうだ。
https://news.yahoo.co.jp/articles/fe38617fe61a8a3b6674c83c05c8ac73ea207248