自民党の安倍晋三元首相は22日、東京・有楽町で参院選の党公認候補者の応援演説を行った。安倍政権で正社員の有効求人倍率が改善したとし、「これは金融緩和をやったからこそだ。逆に引き締めたら、まさにあの『悪夢のような時代』に戻ってしまう」と訴えた。

 安倍氏は、21日の党首討論で立憲民主党の泉健太代表が金融緩和の見直しに言及したことについて、「驚愕(きょうがく)した。いまは資源が上がったことによって、物価が上がっている。需要や給料が上がった結果ではない」と強調。「経済を引き締める金融引き締めをやったら大変なことになる」と語った。

 安倍氏は首相在職時、民主党政権を批判する際に「悪夢のような」という表現をたびたび使っていた。

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