女子硬式野球の地域リーグが各地に誕生している。今年度から東北、中国・四国、九州でスタートし、全国で7地域と広がった。

今夏の全国高校選手権決勝も甲子園球場(兵庫県西宮市)での開催が決まるなど女子野球に注目が集まり、全国で創部が相次ぐ一方、チーム数が少ないため試合を組むのに苦労する地域も。
実戦を通してレベル向上を図る狙いがあり、全日本女子野球連盟は全国規模のリーグ創設を見据える。

各地の地域リーグは中学生チームから社会人のクラブまで幅広い年代が参加。関東のヴィーナスリーグは最多の46、
関西のラッキーリーグは24のチームが加わり、東北のように高校9校のみのリーグもある。加盟チームなどでつくる連盟が運営し、独立してリーグ戦を実施している。

 全国大会はクラブ、大学、高校が参加して日本一を争う全日本選手権(10月、松山市)、全国高校選手権など年代別の大会がある。全世代の女子チームは2015年の62から昨年102に増えた。