店舗は「セブン―イレブン東大阪南上小阪店」。元店主の松本実敏さん(59)が2019年2月に深夜休業を始めたことをきっかけに本部と対立し、本部は同年末に客からの苦情の多さなどを理由にFC契約を解除。松本さん側は契約解除の無効などを、本部側は建物の引き渡しなどを求めてそれぞれ大阪地裁に損害賠償訴訟を起こした。

 訴訟で争われている店舗は休業状態だが、本部は駐車場の土地を分割して仮設店舗を建てようと計画。仮囲いをして工事の準備を始めた。現在も松本さん側に任意での店舗引き渡しを求めているが、応じない場合は早ければ4月1日にも着工し、同月末に営業を始める方針。仮設店舗は訴訟の判決が確定した後に解体するが、本部側が勝訴した場合、約3千万円の建設費は松本さん側に負担を求めるという。