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武尊と那須川“戦いの哲学”の違い「相手のジャブは“拳を頭で割ろう”と。


武尊陣営が“倒す”ために大きな選択をしていたことを明かす。

「ジャブに関しては“受けよう”と決めていました。天心君のジャブはコンパクトで速いけど、ジャブじゃ倒れないし
勝ち方のなかで“肉を斬らせて骨を断つ”じゃないけど、相手がジャブから作ってくるのは分かっていたので、受けて無視して“拳を頭で割ろう”、くらいの感じだった」

額で受けて、相手の拳を壊す覚悟で詰めに行く武尊に対し、その頭を跳ね上げさせる那須川。この攻防も、那須川は瞬時に作戦を変えている。

「僕、相手のセコンドの声がよく聞こえていて『ジャブは捨てろ』と相手のセコンドがずっと言っていたので、あえてジャブを踏み込もうと思って思い切り打ちましたね。
それでジャブで止めることが出来たので。本当はジャブをポンポンと(軽く)打とうと思っていたんですけれど、相手セコンドの声が聞こえたので踏み込んで強く打とうと思って打った感じです」