ヤクルト、画期的な「ゆとり運用」で投手力劇的アップ

まずは先発の登板間隔をみてみよう。1週間に6試合がベースとなる日本のプロ野球では投手6人を中6日で回すのがローテーションの常識となっていた。
しかしヤクルトは違う。今年は10投手が先発しているが、交流戦最終戦までの初登板を除く52試合の登板間隔を調べると、中6日が15試合と12球団で最も少ない。
巨人、広島、西武は先発投手が中6日で40試合以上を投げている。ヤクルトの次に中6日が少ないソフトバンクと中日でも24試合だから、突出して少ないことが分かる。

中6日の代わりに、中7日は14回、中8日は8回に上り、中10日も10回ある。ベテラン石川雅規はほとんどが中10日以上、
エース格の小川泰弘や若い高橋奎二でも基本は中7日以上という「ゆとり運用」になっている。

https://www.nikkei.com/article/DGXZQODH17DIN0X10C22A6000000/