牛魔王堪えかねて本相を顕し、たちまち一匹の大白牛たり。頭は高峯のごとく眼は電光のごとく双角は両座の鉄塔に似たり。
頭より尾に至る長さ千余丈、蹄より背上に至る高さ八百丈。