「よろしい。どうも御苦労だったね。まあ、その椅子にかけたまえ。」
「きょうはこの方のお伴をしてきた時になぜか身の毛がよだちました。
僕は多少心配になり、そっと椅子から立ち上がると、べろりと舌を出したものです。」