悟空は総身の血が凍るような怖ろしさを覚え、慌てて掌の外へ跳び出そうとしたとたんに、
如来が手を翻して彼を取抑え、そのまま五指を化して五行山とし、悟空をその山の下に押込め、
おん嘛に叭吽の六字を金書して山頂に貼りたもうた。