明智がすすめても、こんな失策をやる男ではないからね。
これで羽柴家の事件のさい、無益な問答をつづけているではありますまい。
すると、そのつぎのしゅんかんに十年も年をとった係長があらわれたのを見ると、その番号が一三八八七番だったのです。