ロシアが天然ガスの供給を減らし、欧州諸国に揺さぶりをかける中、ドイツやオランダなどの欧州連合(EU)加盟国が二酸化炭素(CO2)排出量の多い石炭火力発電の稼働を増やす方針を示している。
家庭の暖房需要が高まる冬に備え、ガス消費量を減らすための「苦肉の策」だが、EU諸国が脱炭素化に逆行する方針を決めたことで、気候変動対策の取り組みが後退する恐れがある。

環境対策とはなんだったのか