大阪府協会の説明によると当該の理事は、14年から20年までの期間に52回にわたって現金を着服した。金はインターネットで課金する遊興費に使ったと言う。理事は着服を認め、今月全額を弁済した。

 「金額の大きさに驚いた。一人の人間がこんなに着服するのかと思った」と言う川合会長は、「われわれは親団体。子が悪いことをやったら叱らないといけないし、親も一緒に出てきて謝らないといけない」と当事者意識の強さを見せた。

また「泥棒は警察へ突き出すということ。刑事告訴して罪を償ってもらいたい。うやむやでさらっと終わってしまうと悪い前例になる」と言い切った。大阪府協会の小比賀会長は「弁護士と相談する」としながらも、川合会長に背中を押されるように「(告訴を)ためらっているわけではない」と話した。