ワイでもやれるわこんなん

 池田警務課調査官は、嫌いな人間を辞めさせることに成功すると宴を催すそうだ。当然、本部庁舎内での飲酒は禁止されているが、ある時、スルメか何かを炙っていて火災報知機が作動し、警防係員や機動警ら車が多数出動する騒ぎになったことがあったという。
 この暴言を放った幹部2人は、新潮の直撃にどう答えたのか。

 山口護衛部長は、愛子さまに「クソガキ」といったことがあるかという質問に、

 「私がそんなこと言うわけないじゃないですか」

 と答えている。

 だが、池田警務課調査官は、最初、皇宮警察本部での飲酒と火災報知機を作動させた件について聞くと、

 「あっ……。なるほど……。(数秒の沈黙の後、声を震わせ、うつむきながら)わたくしの立場ではお答えしかねますので……。本部の広報官を通してご質問をしていただいてよろしいでしょうか」

 次に、天皇が皇太子だった当時、愛子さんを「クソガキ」と呼んでいたことについてはと問うと、

 「(動転した様子で唇を噛みしめてうつむき、涙をこらえるような表情で)はい……。広報官を通していただけますでしょうか」

 自分がしでかした“過ち”の重さに、今さらだが気がついたようである。

 新潮が、皇宮警察本部にも取材を申し込んだところ、「事実関係の有無を含めてお答えを差し控えさせていただきたい」と広報官が答えるだけだった。