>>851
そもそも村上は大谷を参考にしてるし

◆大谷翔平からヒントを得た打撃理論

ノリに乗っている村上だが、これまで苦手としてきたものがある。それは、150キロを超える速球。2019年、2020年と150キロを超える速球に対し、打率は1割台と苦しんでいた。
それが今年は、2割4分3厘まで改善されている。この理由のひとつとも言えるのが、ある人物の打ち方を研究したことだった。
「大谷さん、結構映像で見ますね」
名前を挙げたのは大谷翔平。今年メジャーリーグで46本のホームランを放ち、MVPにも輝いた大谷のどこを研究していたのか?
「左足の使い方がすごく。僕にはできないなぁというか」
村上が口にしたのは、左足の使い方。村上は打ちにいくとき、右足で踏み込むと、軸足である左足は動きの流れでそのまま回転をする。一方、大谷は右足で踏み込んでいったときに左足をわずかに引き、後ろに戻る。
もはや「誤差」のようにしか思えない一瞬の動きだが、村上いわく左足を引いてほんの一瞬戻すことで、距離ができる。するとそのぶん、速球にも対応できるという。