ソフトバンク・渡辺陸捕手が30日、ウエスタン・リーグの阪神戦の試合開始直前で出場を取りやめた。試合前のシートノックにも参加していたが、何らかのアクシデントがあったとみられる。

 「4番・捕手」で発表されていたが、育成の石塚綜一郎が急きょ先発出場。そのまま渡辺の打順とポジションに入った。

 18年育成ドラフト1位で入団し、昨年8月に支配下登録された大型捕手は本拠地デビュー戦となった5月28日の広島戦(ペイペイD)の第1打席でプロ初安打となる1号3ランを森下から放つと、さらに衝撃の2打席連発をマークした。

 現在、1軍は選手、関係者の計18人が新型コロナ陽性判定を受け、活動を停止中。正捕手の甲斐も感染し、藤本監督は代替選手に渡辺を指名。活動再開とともに1軍に昇格する予定となっている。

渡辺、最大のチャンスを逃してしまう