>>313
ちょっと違うけどこういうのもある

善玉悪玉(ぜんだまあくだま)とは、人の心の善悪を擬人化したキャラクターである。

善人は◯を顔として、そこに善の一字を描いて善玉、悪人は同様に悪の一字を描いて悪玉と表現する。善悪二元の図式をきわめて即物的に表現した設定であり、転じて、小説や映画等の登場人物の中で善人を善玉、悪人を悪玉と呼ぶようになった。

現代の「善玉悪玉」の多用例では、人体の健康に良い影響を及ぼすとされる腸内細菌(ビフィズス菌など)を善玉菌、悪い影響を及ぼすとされるもの(ブドウ球菌やウェルシュ菌など)を悪玉菌と図式化して表現する例がある。

善玉悪玉の考え方そのものは町人教化のための心学に始まり、寛政の改革の時流を背景に寛政2年(1790年)には山東京伝作の教訓的草双紙『心学早染草』が出版された。あらすじは、善な魂に守られた良い男が年頃になると悪魂が体に入り込み、女郎屋に入り浸るようになり、大酒飲みになり、ついには身を滅ぼして宿なし盗賊となるが、ある日襲った相手に取り押さえられ、その人から道理を教えられ、善玉を取り戻して豊かな人生を送る、というもの[1