主力サービス「au LTE」などの約款には、「通信サービスが全く利用できない状態が24時間以上連続したときに、損害を賠償する」という趣旨の規約がある。

 今回の障害について会社側は、音声通話やデータ通信が「利用しづらい状況」だったと説明している。規約にある損害賠償の対象に当たるかどうかは不透明だ。

 同じような規約は他の国内通信大手も設けている。NTTドコモで2021年10月に起きた障害は全体で30時間近くに及んだものの、「全く利用できない状態」は2時間あまりに限られたと同社は主張。約款に基づく個人への補償などは実施されなかった。

au「ドコモが補償してないしセーフ」