経済学者で慶応大名誉教授の竹中平蔵氏(71)と、「2ちゃんねる」開設者で実業家の西村博之(ひろゆき)氏(45)の“コラボ”が話題を呼んでいる。

そんな竹中氏は政治家の経験を持っている。独自視点の政治論を語り、日本社会に“カツ”を入れた。

 竹中流の日本社会へのアドバイスは。

「一言で言うと、政治家も、企業人も、個人も、努力をしなくなったということなんです。
円安と言いますけれども、実際には実質実効レートが重要で、これが約50年ぶりの低水準なのです。
これは何で決まるかというと、金利格差や原油価格の上昇などいろいろな要因がありますが、ここまで低下したというのは、経済の基礎的な力が落ちていることの表われです。
それは政治家が腹をくくってリーダーシップを発揮していない、社長が思い切ってリスクテークをしてリーダーシップを発揮しない。
そこに対する批判はあるのですが、より重要なのは日本人は1人1人が勉強をしていないですよね。
日本人は人材劣化していると思いますよ。

厳しいことを言いましたが、日本人には期待しています」