>>64
https://1point02.jp/op/gnav/column/bs/column.aspx?cid=53833
イリノイ大のアラン・ネイサン教授によれば、2500回転までは揚力により飛距離が伸びるがそこで効果は横ばいになるという。
これ以上は回転数を増やしても飛距離がより増加することは望めない。
そして3000~3500回転のエリアを超えると今度は空気抵抗増のため、回転が飛距離に与える影響はマイナスになる。
もちろん、45度を超えるような打球では飛行曲線が立ち上がって飛距離に悪い影響を与えるのは直感的に明らかであろう。
そればかりか高い打球は回転までが飛距離の敵に回るのだ。

これらの回転数はどの程度の打球角度(今回の記事では水平を基準とした上下方向の角度を指す)の打撃に当たるのかも導き出されている。

FiveThirtyEightによれば、打球角度が20度から24度のとき平均2000回転、25度から29度のとき2600回転、
30度から34度のとき3200回転、35度から39度のとき3800回転に当たるとされている。
ごく大雑把な目安としては打球角度の数字の100倍が回転数といったところである。

ネイサン教授の言によれば、揚力の観点から打球角度20度以下の打球は回転が十分ではなく、20度から35度あたりが適切、
それ以上は回転過多ということのようだ。揚力は巷間伝えられるように、いつでも飛距離にプラスの影響をもたらすとは限らない。