2020年1月の落馬事故で負傷し、戦線離脱していた4年目の大塚海渡騎手=美浦・フリー=が7月10日の福島で2年6か月ぶりに復帰することになった。

 すでに頭の血腫も完治し、万全の状態で実戦に臨む大塚騎手は6日、「治療期間支えてくれた方々に少しずつ恩を返していけるように、技術を向上させて頑張っていきたい」と抱負を語った。

 7月10日の福島3R・3歳未勝利(ダート1150メートル)でジュンツーポイント(牡3歳、美浦・勢司和浩厩舎、父アドマイヤムーン)に騎乗する予定(今週は1鞍)。当初から今年のヤングジョッキーズシリーズ(7月27日、門別)での復帰を予定しており、その前に中央競馬での復帰を求められていたという。1年半ぶりのレース騎乗となるが、「レースはレースなので、その中で自分の全力を出せるように頑張っていきたい」と再出発への意気込みを語った。

 なお、同騎手が元所属厩舎の木村哲也調教師=美浦=にパワハラ被害を受けたとして損害賠償を求めた民事訴訟に関しては、昨年10月に水戸地裁土浦支部で双方の和解が成立している。


勢至厩舎ってコネありなんか
よく乗せようと思うな