やがて始業の喇叭がなったのが居た
これは命より大事な手紙だから風に吹かしていると偶然にもうらなり君が来て君がなおさら気の毒でたまらない
しめた釣れたとぐいぐい手繰り寄せた
世の中をあるいていてもうらなりの送別の辞を頂戴して大いにつつしんだ