契約満了となった朝倉選手と石橋選手は、全シーズンの通算成績はマイナスでした。ただ、朝倉選手に関しては今シーズンをプラスで終えていたので、どうするかは最後の最後まで判断に迷いました。

個人的に、朝倉選手の雀力はトップクラスだと思っています。また、オンライン麻雀の「天鳳」や「雀魂」では最高段位を取っており、パイレーツのこれまでのチームカラーそのものとも言える選手だったと認識しています。
しかし、持っている雀力を100パーセント、場合によっては120パーセント出すためには、やはりメンタルの部分が同時に兼ね備わっていないといけないと考えています。

今シーズンはプラスで終えていますし、これまでのシーズンに比べれば、一度のラスで落ち込んで気持ちが前に向かなくなってしまうようなところはだいぶ良くなっているように見えましたが、2019シーズンで5連続ラスを引いたところから少しメンタルに影響が出始めていると、ずっと感じていました。
5回のラスの中にはチームを勝たせるために個人で犠牲を払ったような試合も含まれていますし、そこまで気負う必要はないと、本人にも伝えていましたが、やはりどこかおかしくなってしまった印象があります。