山上容疑者は1999年に奈良県立高校を卒業後、2002~05年に海上自衛隊に勤務。
退職後はファイナンシャルプランナーや宅地建物取引士などの資格を取り、
複数の会社で派遣社員やアルバイトで働いていたと同社に伝えていた。
防衛省は8日、山上容疑者と同姓同名で同じ年齢の人物が、02~05年の3年間、
海上自衛隊に任期制の自衛官として在籍していたと明らかにした。
この人物は任期中に年1回程度、小銃を扱う基本的な訓練を受けていた。
銃の構造や取り扱いを学び、弾を込めて発射するまでの一連の実弾射撃も経験していた。
小銃の分解や整備、組み立てについても習熟する訓練を受けていたという。

訓練の中では銃を不正使用しないようにするための教育も受けていたという。
勤務状況については、処分歴やトラブル、事件を起こす可能性の兆候があったかどうかを含めて「確認中」としている。
同省幹部によると、海上自衛隊は本人の意思で辞め、予備自衛官にはなっていないという。

容疑者の親族という男性は取材に、「特定の宗教を巡って容疑者の家庭は壊れた。本人はその宗教を迷惑に思っていたはずだ」と話した。
県警は8日夕、奈良市内の山上容疑者の自宅マンションと、別の親族の住宅を殺人未遂容疑で家宅捜索した。
爆発物処理用のヘルメットや盾、消火器などを手にした数人の機動隊員と捜査員が入った。
捜索は深夜まで続き、午後10時ごろには爆発物が見つかったとして、警察官が住人らに避難を呼びかけた。

容疑者宅の隣室の60代男性は
「面識がなく、誰が住んでいるのかも知らなかった。洗濯物も見かけず、生活感がなかった」
と取材に話した。「この1カ月間に数回、夜にのこぎりで木を切るようなギコギコという音が聞こえた」と言った。

>ファイナンシャルプランナーや宅地建物取引士などの資格を取り、

この資格じゃ食えないんか?