リスフラン関節複合体は,前足部と中足部をつなぐ5つの足根中足関節から成る。この複合体には複数の靱帯がある。リスフラン靱帯自体は,第2中足骨基部と第1楔状骨をつなぐ靱帯である。リスフラン複合体の損傷の重症度は,筋挫傷から骨折を伴うまたは伴わない1つ以上の足根中足関節の脱臼まで様々である。骨折が起こる場合,第2中足骨に生じることが多い( 足根中足骨関節脱臼を伴う第2中足骨基部骨折の図を参照)。リスフラン関節損傷はしばしば中足部の不安定性を引き起こす。
https://www.msdmanuals.com/-/media/manual/professional/images/f/x/2/fx_2nd_metatarsal_ja.gif?thn=0&sc_lang=ja