熊本県熊本県天草郡大矢野町沖の羽干(はぼし)島近海で、
熊本市の会社員Aさん一家がヨットで海水浴を楽しんでいた。
Aさん一家4人(妻と中学生で長女のB子さん(13)・2人の弟)とAさんの同僚の5人で、
同僚所有のヨットで海に出ていたが、2時間ほど過ぎた午後1時過ぎ、
B子さんと2人の弟が「泳ぎたい」と言い出したことから、
Aさんは子供達に救命胴衣をつけ、ヨットに繋いだロープを体に結ばせて海に入れた。
ヨットをゆっくり動かしながら3人を引っ張っていた。
3人は扇形に拡がりB子さんが真ん中で、B子さんのロープだけ2人の弟より1?程長かった。
30分程泳いだ頃、B子さんが
「お父さん引っ張って…」と声を上げたので、
Aさんはロープを引っ張ってB子さんを引き上げようとしたその瞬間、叫び声とともにB子さんは海に沈み、あたりの海面は鮮血に赤く染まった。
Aさんはすぐにロープを引きB子さんを助けあげたが、
B子さんは胸の下半分から下腹部にかけて喰いちぎられ、内臓はほとんどなく即死状態だった。。
歯型が残っていたことから、サメに襲われたものと思われる。
サメの種類は不明だが、シュモクザメではないかと言われている。付近はサメの多い海域であった。