発砲とともに白煙が広がったが、この時点で安倍氏自身が大きな傷を負っていたようには見えない。
複数の警護担当者が山上容疑者の方を振り向いて防弾用のケースを掲げた一方、安倍氏を身をていしてかばうことはなかった。
安倍氏も振り向くと2発目の銃声が響いた。
1発目と2発目の間隔は2秒半程度。
駆け出した警察官数人が山上容疑者を取り押さえたが安倍氏は崩れるようにして倒れた。

この状況に、警察幹部は
「1発目の直後に警護担当者は安倍氏をかばわないといけなかった。現場からすぐに安倍氏を退避させるべきだった」と指摘し、
2発目まで2秒以上の時間がありながら最悪の事態を防げなかったことを嘆く。