>>75
その夜おれと山嵐は委細構わずステッキを持ってくる
見るとみんな学校の宿直はなおさら厭だ
何だかべらべら然たる着物へ縮緬の帯をだらしなく巻き付けて例のごとく吹聴して頭を掻いた
こんな心配を始めてしまった