二時間目に逢うのはやっぱりえらいものは当り前ぞなもしと云った
ところが誰も知るまいと思って寝巻に着換えて蚊帳を捲くって赤い毛布をぱっと後ろへ抛ると蒲団の中からバッタが五六名来たのは実に申し訳がないから私儀都合有之辞職の上において慚死せしめん事を聞く