JR篠栗線の電車内で紙片に火を付けて運行を遅らせたとして、福岡県警粕屋署は11日、同県嘉麻市、職業不詳の男(32)を威力業務妨害容疑で逮捕した。「むしゃくしゃしてやった」と容疑を認めているという。

 発表によると、男は11日午前11時51~54分頃、同県粕屋町の門松―長者原駅間を走行中の直方発博多行き普通電車(3両編成)内で、ドアを蹴り、持っていたはさみをなめた後、紙片にライターで火を付けた疑い。

 男は紙片をゴミ箱に捨てたが燃え移らず、他の乗客が非常ボタンを押して110番。長者原駅で駅員らが男を取り押さえた。けが人はなかった。
https://www.yomiuri.co.jp/national/20220712-OYT1T50083/