岩田 今回、つんく♂さんと任天堂がいっしょにゲームをつくるという不思議なご縁ができたわけですが、まず、そもそものはじまりのところからお聞かせいただけないでしょうか。

つんく♂わかりました。ま、ぼくも、けっこうゲームが好きで、いろんなゲームをやらせていただいたんです。
いわゆる「音ゲー」というものが流行りましたよね。音楽に合わせて、ボタンを押していくという。
ぼくもいくつかやってみたんですけど、音楽をやっている立場からすると、どうもフラストレーションを感じるんです。
「ここがボタンを押すところ?」という感じで。
つまり、あれは、リズムにのるというよりも、けっきょく、目押しをしてるんですよね。

岩田 そうですね。だから、いわゆる「音ゲー」というのは目で見て、譜面に合わせて、指定されたところでボタンを押すだけであって、リズムではないんじゃないかと、感じられたわけですね。

https://www.nintendo.co.jp/ds/interview/ylzj/vol2/index.html