日本航空石川・内藤 53号!松井まであと2本「プロで長く活躍できる選手に」 (デイリースポーツ)

 NPBの複数球団スカウトが見守る中、5点リードの五回、先頭で打席に立った。
右腕が投じた初球、高めに浮いたカットボールを強振。打球は左中間席の上段に突き刺さり、あと一歩で場外弾という豪快な一発だった。

 このアーチで公式戦は10本塁打目。巨人、ヤンキースなどで活躍した星稜・松井秀喜が残す石川大会(春夏秋)の通算本塁打記録の12本まで残り2本と迫った。

 180センチ、100キロの大型内野手。ヤクルトの小川GMは「高校生であれだけ飛ばせる打者はなかなかいない。
体の力もあり、スイングスピードも速い」と高く評価した。

 両親は中国出身で中国の伝説の鳥にちなんで名づけられた「鵬」という名。
「自分もそういう伝説のような強い人になって、プロで長く活躍できる選手になりたい」と内藤。日本一を目標に、自慢の打棒でチームを頂点へと導く。