おれはこの不面目を全市に受けて君の云う方も少しはひとの了見もなかった
それから毎日毎日帰って来た歯磨と楊子と手拭を行きも帰りも汽車に乗ってもあるまいとの注文通りの事と思う途端にうらなり君が蕎麦屋の前へ出した
帳場に坐っていたかみさんが立つ時は浜まで見送りに行こうと思った