◆制球力こそ生命線 決して長身ではない桑田コーチがPL学園時代から巨人入団後もエースとして活躍できた理由は、抜群の制球力にあった。幼少期に父・泰次さんとキャッチボールをする際、ミットを構えたところにボールがいかないと捕ってくれないため、必死に鍛錬。内外角、高低を問わず自在に投げられるコントロールが身についた。「ストレートのキレ、制球力を磨くことがエースへの条件」が持論。パイレーツ時代の同僚も、その制球力には舌を巻くほどだった。