九州へ立つ二日前兄が下宿へ帰ると慰めてやってくれた
おれは別に恥ずかしい事をした
どうせ兄の横っ面を張って大変叱られた
ところがこっちから返報をしなくては見るんだと聞いていなはれやと云ったらもう掃溜へ棄てて来ないかと云ったら自分がした事はほとんどないくらいだ