第一に、改めて安倍晋三元首相のご逝去に対して、心からの哀悼の意を捧げます。安倍首相が亡くなられてからまだ十日も経っておりません。いまは故人の死を深く悼み、静かにご冥福をお祈りすべき時であると存じます。
 
第二に、一部メディアの報道を通して、山上徹也容疑者の家庭環境に関するさまざまな情報が世間に知られることとなり、その厳しい境遇に対する同情が語られることとなりました。もとより、こうした厳しい家庭環境が犯罪を正当化するものでないことは言うまでもありませんが、魂の救済を本旨とする宗教団体の立場からは、山上家庭を襲った悲劇に対しては哀憐の情を禁ずることができません。