ガッフェにロックオンされた村上

6年ぶりの開催となるWBCで日本代表の顔ぶれも大きく変わるはずだ。栗山監督は東京五輪で金メダル獲得に貢献した村上に新たな〝侍像〟を重ね合わせた。

1月の本紙のインタビューには村上について「短期決戦で投手のもとへいく姿、うまくいかなかったときの悔しがり方、チームに対する責任をすごく感じる。本当に魂あるな、と。ああいう選手たちがある意味、侍ジャパンの象徴のようだと思っている」と村上の立ち振る舞いを含めて評価した。

村上も日本代表への思いが強く、第2回大会の韓国との決勝戦でイチローが決勝の2点打を放ったシーンをきっかけに日の丸に憧れを持つようになった。「もちろん選ばれたいですし、WBCは出たことないので出てみたいという思いがあります。何とか選ばれるように今年も結果を残していきたい。米国の球場で試合はやったことないですし、そういう経験ができるというのも限られてた人たちだけ。そういった体験をしてみたいなという思いはあります」と目を輝かせる