1980年代半ば以降、急激に体つきが変化した。ジョイナーのように体つきが激変し、成績が向上したスポーツ選手として、ベン・ジョンソンやバリー・ボンズがいる。ジョンソンは「薬物を使っていた」としてメダルと世界記録を剥奪されている。ボンズは薬物を使った疑惑があるため、MLBで打者として屈指の成績を残したのにも関わらず、未だにMLBの殿堂入りを達成していない。
ジョイナーの持つ2つの世界記録は、競技レベルやスパイクシューズ、陸上トラックの質が格段に向上してもなお破られていない。100m走では2021年にエレイン・トンプソン=ヘラが10秒54を記録し、33年前のジョイナーの記録に肉薄した[10]。200m走においては、トンプソンの世界歴代2位の記録21秒53よりも0秒19速い。