親族によりますと、検察の聞き取りはこれまで2回行われていますが、母親は質問を受けて答え始めるまで10分以上かかることもあったということです。
また、事件前、母親は「死んだ夫の霊がさまよっていて、献金するとしかるべき所におさまる」と話していて、息子である容疑者と献金をめぐっていさかいがあったということです。
警察は、母親と宗教団体の関係を含め、さらに詳しいいきさつを調べています。
「世界平和統一家庭連合」、旧統一教会はNHKの取材に対し、「当法人が十分に支えきれなかったことを率直に認めざるをえません。山上家庭を襲った悲劇に対しては哀憐の情を(あいれん)を禁ずることができません」などとコメントしています。